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『女皇の帝国』登場オートジャイロ デザイン開発作業の流れ

『女皇の帝国』に登場する軍用オートジャイロ「海兎(かいと)」のデザインが出来上がるまでの作業工程について、ご紹介します。

「海兎」のデザインは、メカイラストを担当されている鷲尾直広さんです。
最初に提示頂いたデザインは下記のものです。
かなりコンパクトなものがイメージされていました。

海兎 原案

プロペラの仕様がモダン過ぎるのと、コンパクト過ぎて物語上の運用として扱い辛い(本人以外に乗せれない)という問題があって、1.ディティールをクラシック化する、2.複座化の為に大型化する、という要件で修正をお願いしました。それが下記です。

海兎 Study 1

1941年という登場時期を考えて、二重反転プロペラであったり、スタブパイロンが後退翼的なデザインであったり、というのは好ましく無いと考え、修正案を提示しました。

海兎 Study 2

発動機は機体サイズを考慮して中島-寿の搭載を考えていましたが、他登場機との統一性やちょっとした意図を盛り込んで、R-1830ツインワスプ搭載としました。それでFixとなったデザインが下記です。

海兎 Design Fix

個人的には発熱対策としてデチューンしたR-1830を搭載している、と考えています。
物語中でR-1830は米国製零戦の搭載発動機です。現実にもロシアや米国製のレストア零戦にR-1830は搭載されています。
ちょっとした意図というのは、前後を逆に見ると零戦に似ている、という本体シルエットにしたいという考えです。その時代にあって当然な見慣れた物との類似性を作り出し、世界の中に違和感無く溶け込ませよう、と画策しました。
強烈な個性を発揮し過ぎない部分は意図通り上手くいっていると自己満足しているところですが、読者の皆様的には如何なものでしょうか?
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